2009年01月28日
嘔吐下痢

インフルエンザもさることながら、
感染性胃腸型感冒、お腹にくる風邪、嘔吐下痢症が流行っています。
うちでよくお出しするのが
「藿香正気湯(かっこうしょうきさん)」です。
これは夏風邪の薬として有名なのですが、
実は嘔吐や下利などの胃腸障害を伴う風邪によく効くのです。
夏の風邪って、お腹にくることが多いでしょう?
それを考えれば、うなずけます。
病院に行くと、抗生剤が出されます。
でも、抗生剤は胃腸障害という副作用を起こしやすいので、
胃腸薬や整腸剤を一緒に処方されます。
それではなかなかスッキリ治りません。
この処方、一度お試し下さい。
「うそ!と思うほど効いた。」
とよく言われます。
さて、この嘔吐下痢で注意したいのは
ご存知の脱水症状です。
ポカリなどをお湯で倍に薄めて飲むといいと思います。
ジュース、コーラ、コーヒー、お茶などはご法度です。
食事は、無理に摂るべきではありません。
消化の良いものを少量、あるいは食べなくでも大丈夫です。
アイスクリームやプリンを消化が良いと勘違いしてる人も多いので、
ご注意ください。「冷たい」というだけでもアウトです。
治りかけても、消耗していますので、他の病気が入りやすくなってます。
予後に十分気をつけて下さいね。