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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年09月26日

どうして私が着物を着るのか




こないだ来た中学校の同窓生「ひらポン」に聞かれました。

「同窓会に、なんで着物で来たわけ?」

私は、子供の入学式、卒業式、ちょっとした宴会など、
普段着では困るようなとき、
好んで着物を着ます。

そのわけは、
洋服がめんどくさいからです。

洋服というのは、着るのこそ簡単だけど、
選ぶのに一苦労でしょ?

もともとオシャレが苦手な私は、
きちんとした恥ずかしくない服装というものが、
よくわからんのです。

そこいくと、着物は簡単。
冬に単衣を着るとか、式に紬で行くとか、
よほどのオキテ破りをしない限りは誰も文句を言いません。

昔はオキテに詳しい人がいて、
あの着物と帯の格が違うとか、同系色は野暮だとか、
それは煩かったけど、今はあまりこだわらなくてもいいみたい。

「そりゃあ、着れる人はいいよね。」
と、必ず言われますが、
私だって、生まれつき着物を着ることが出来たわけではありません。

それから、キリンさんの年代なら、子供の頃は日常的に着てたんでしょ?
と考えてるアナタ。体育館裏へ来なさい。

若い頃は、自分で出来るのは足袋をはくくらいのもの。

私は結婚してから、着付けが出来る友達に教えてもらいました。
彼女は別に師範でもなんでもなく、ただ習っただけの人。

二か月くらいだったかなあ。
それでも一通り教わるには十分でしたよ。

あとは、着付けの本を見ながら、
思い出し思い出し着ていくのです。

だから、上手に着れるときと、途中で帯がほどけないだろうかと、
心配なときと、極端です。

それでも自分で着ようと思い立ったのは、
昔の日本映画を観たからです。

どの人の着付けも、それは個性的。
着付け教室などない頃、親から受け継いだ着方で着てるんでしょう。
帯の位置や、帯揚げの処理も、それぞれです。

みんな自信もって堂々と動いており、
お掃除や洗濯や、時には走ったりさえしています。

なんだかそんな姿を見ると、
多少はヘンテコでも、自分で着てみたくなったのでした。

完璧に着付け出来てなくてもいい。
そもそも完璧な着付けって何?
教科書の写真みたいにキッチリしてるもの?

教科書みたいな綺麗な着方じゃなく、
オキテ破りと笑うなら笑え。
自分が満足なら、それでいいのだ、そう思って。

着物は、どれをとっても綺麗で風情があります。
日本人としての、物語があるような気がするのです。

みなさまも、機会があったら思い切って着てみてね。
お姫様気分でいきましょう。では。  

Posted by キリンさん at 17:26Comments(3)王様の耳はロバの耳