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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年01月04日

今年のキリンさん





新年早々、
テレビのCMで滝川クリステルさんが

「黒は美しい。」

なんて言ってたもんだから、
益々自信を深めたキリンさんです。

さて、
キリンと麒麟は別物です。ご存知でしょうが。

キリンは動物園に行けば見られる、
一見優しげだが舌がグロい生き物ですが、
麒麟はそう簡単に見ることが出来ない存在であります。

麒麟って何なのか、ご存知ですか?

中国の伝説の生き物なのですが、
身体は鹿、顏は龍、牛の尾と馬の蹄を持ち、雄には角があります。
そう、ビールのラベルに描かれているアレですね。

足を地につけずに走り、
鳴き声は美しいメロディーを奏でるごとく、
背毛は五色に輝いているのだとか。

背丈は5mに及び、
1000年の寿命があるそうです。

世の中に君子がいる時にだけ現れて
野遊びをするらしいのですが、

駆けている姿は喜びの象徴、
平和のシンボルであり、
あらゆる禍を収め、気を安定させる力を持っています。

そしてそして、
普通は黄色なのですが、
黒い麒麟というのがいるそうなのですよ!!!

黒い麒麟は名を角端と言って、
日に1万8千里を行く早足を持つ、
特別な麒麟らしいのです。

まさに、
麒麟の中の麒麟こそ黒麒麟!!!

私がよく、
「黒を否定しないで。」
というメッセージを送りますよね。

黒というと、

「越後屋、手はずは整ったか?」
「ぬかりはございませんとも、お代官さま。」
「ふっふっふ、お主もワルよのお。」
「へっへっへ、お代官さまこそ。」

というイメージがあるのですが、
いや、確かにこれも一つの黒いパターンではありますが、

ずるさ、女々しさ、弱さ、悪どさ、
ねたみ、うらみ、目立ちたがり、
自分だけ得したい気持ち、

そういった、
決して人様に胸を張って披露出来ない感情、
すべてをひっくるめて黒と考えています。

これを失くして真っ白になるのは、
たぶん人間だったら無理と思うのです。

ただ、自分のそういう黒さを自覚できれば、
それを人様に押し付けて迷惑かけないように出来るのかなあと。

漢方の言葉で、
「隂極めれば陽となる。
 陽極めれば隂となる。」
という言葉があります。

黒を極めれば、
もともと何も知らない無垢な白よりも、
もっと輝きのある白に近付くのではないでしょうか。

生きてると辛いこともあり、
自分が情けなくなることの繰り返しだけれど、
自分の黒さと向き合うほど、
経験値も上がって人間力が増すような、
色んな意味で感受性が豊かになるような、
そんな気がします。

さて、今年も元気だしていきましょうね。

  

Posted by キリンさん at 16:20Comments(11)王様の耳はロバの耳