2010年12月21日
まさかの漢方 「声が出ない!!!」

響声破笛丸、「きょうせいはてきがん」と読みます。
これは、
中国が明の時代だったころに書かれた
『万病回春(まんびょうかいしゅん)』という本が出典。
「謳歌によって音を失するを治す。」
とあるのですが、
要するに、歌いすぎて声が出なくなった時の薬ってことですな。
昔から歌が好きな人は多かったんでしょうね。
誰かみたいに。
処方名の意味は、
「笛の音を凌駕するほど大きく響く美しい声を出せる」
という由来だそうなので、
よほどこの薬に自信があるらしい。
というわけで、
この薬は、
声を出しすぎて、声がかすれたり、
出なくなった時の薬です。
ですがそこから応用して、
平素からノドが弱くてすぐに声が枯れる人や、
風邪で声が出ない人にもよく使われ、
喜ばれています。
「ノドは痛くないけど声が出ない!!」
とか、
「咳のしすぎで声が枯れた!!」
なんて時にはお役に立ちますよ。
もちろん、
「カラオケの歌いすぎで・・・」
という人にも、
「これからカラオケなんだけど、上手に歌いたい。」
という人にもオッケー。
歌うのがお仕事の人に愛用者が多いのもうなずけます。
私、実は今夜はBAR小粋さんの忘年会に出席予定ですが、
歌う予定はないので、飲む必要はなかろう。
さて、それまで元気にお仕事しようっと。