2009年02月04日
牛頭のヒーロー

陰陽道でいえば、昨日の節分が大晦日、
立春の今日からが新年です。(hinakoroさんのパクリ)
ということは、今日からが丑年です!!
てなわけで、私の大好きな漢方の神様をご紹介します。
頭が牛、身体は人間、木の葉の衣をまとい腰蓑をつけている、
「神農(しんのう)」様です!!
神農様は、伝説上の中国の王様なのですが
漢方薬に使う「生薬(薬草)」を初めて見分けた王様なのです。
その見分け方がすごくって、
「日に百草の滋味を嘗め、一日にして七十毒に遇う」
つまり、一日に百種類の草や木の実、根っこなどを味見してみて
70回は中毒にあっていた、というものです。
自分の身体で実験していたわけですね。すごい!!!
最後は毒が身体に溜まって亡くなったそうですが、
享年120歳とも300歳とも言われているのです。
これまたすごい!!
神農様は、それ以外にも、
国民に農耕を教えたり、商いの元を築いたりしています。
(写真の絵は、鋤を使って耕しているところ)
ですから、薬の神様である他にも、
農業の神様、商売の神様、それに任侠の神様としても祭られているのですよ!!
不思議なお方です。
私は秘かに、神農様は宇宙人ではなかったのか?と疑っています。
遠い宇宙の彼方からやってきて、古代中国の文明、というか
人民の生活を豊かにすることを教えてくれた方・・・。
なんだか、素敵でしょ?
漢方の世界には、面白い話がいっぱいあるんですよ。