2014年05月21日
夜に咲く花

画像と記事は無関係です。
こないだ友達に聞かれました。
「ドラセナって知ってる?」
「うん、幸福の木ってヤツよね。」
「じゃあ、ドラセナの花って見たことある?」
「花??いや~~~、ないなあ・・。咲くの?」
「それが咲いたのよ、うちのドラセナが!!」
「へえ、どんな花?綺麗なの?」
「いや、それが、見た目はしょーもないんだけどさ。」
「地味ってこと?」
「そうなの。花は地味なんだけどさあ・・・・。」
「だけど、何?」
「ニオイがすごいのよっ!!!!」
「す、すごいって???」
「甘~~い甘~~い、いい香りでね。」
「へ、へえ~。」
「しかも、夜しか匂わないのよっ!!!」
「えっ!!夜だけ?昼間は?」
「全く。夜だけなのよ。いやらしいでしょう?」
「いやらしい・・・そ、そうだね。」
「しかも、ねばねばした液を出すのよっ!!!」
「ね、ねばねば???ミツか何か???」
「私ね、舐めてみたのよ。」
「ええっ!!舐めたの!!??毒だったらどうするんだ。」
「いや、毒だったらここにいないから。」
「そりゃそうだけど、まあいいや、味はどうだった?」
「それが、すっごく、甘かったのよっ!!いやらしいでしょう~~???」
「えっ、いやらしいって、そ・・・、そうだね。」
きっとドラセナは、夜に徘徊する生き物を、
甘い香りと甘いネバネバで呼び寄せて、
受粉の手助けをさせるんでしょうね。
本能的な種の保存・・・・・・。
ある意味いやらしいような、尊厳を感じさせるような。
アナタはどう思いますか?