スポンサーリンク


上記の広告は一定期間更新のないブログに表示されます。新しい記事を書く事で広告が消す事ができます。

  

Posted by みやchan運営事務局 at

2014年04月24日

オリエント急行の旅



旅の終わり頃の画像なので、
少々くたびれ気味な私ではありますが、
心は少女のように高鳴っておりました。

えっ?キリンさんってば、いつ海外旅行に?
と思ったアナタ、違うから。

これは箱根のラリック美術館の中に展示してある、
オリエント急行なのであります。

こないだの週末に、お仕事で東京に行き、
そのついでに友達と箱根に行ったんですよ。


この車両、ラリックという人が、
内装のガラス部分の装飾をてがけたのだとか。

ラリックさんは、
ロールスロイスの女神とか、
サラ・ベルナールの香水瓶や装飾品、調度品のデザインなどで有名な、
とってもおしゃれなデザイナーなんです。

さて、
オリエント急行と言うと、
私にとって真っ先に思い浮かぶのは、
アガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』。
映画にもなりました。

日本のそっけない車両に比べ、とても優美でデラックスで、
田舎少女にとって、選ばれた人だけが乗れる特別な場所のように思えたのです。

あれから憧れること〇十年。

やっと乗れた。旅は出来なくても良いのです。
七つ星も何にかはせむ、です。


優雅なティータイムを。
ちょっとケーキかじっちゃったけど。

クリスティーといえば、
『そして誰もいなくなった』という名作もあります。

それには一つ思い出が。

大学生のころ好きだったレンゲ男さんと会った時のはなし。

彼が言いました。

「クリスティーの『そして誰もいなくなった』は面白いで。」

「読んだん?」

「うん。誰が犯人かは、黙っといちゃるわ。」

「判事じゃろ。」

「ええっ、何で知っとるん!」

「うちも読んだばっかりじゃもん。」

・・・こういうエピソードって、気持ちが盛り上がるもんです。

クリスティーは、私の青春を彩る作家なのでもありました。
また読み返してみようかな。  

Posted by キリンさん at 17:16Comments(5)王様の耳はロバの耳