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Posted by みやchan運営事務局 at

2014年04月16日

あなたならどうする。



父の三回忌で、実家に帰ってきました。
あいにく雨模様だったけど、
庭が雨に濡れて綺麗でありました。

さて、実家とは関係ないのだけれど、
ちょっと心にひっかかった出来事があるのですよ。

それは、帰りの新幹線を待つホームでのことでした。

私の前には10人くらいの人たちが並んでいました。
広島では降りる人が多いので、
それくらい待ってても楽勝に座れるところです。

私の目の前は、親子連れでした。
金髪で身体の太い、いや、かなり太いお母さんと、
小学校の低学年くらいの男の子です。

お母さんは豹柄のパーカーを着ていて
ちょっと怖かったけど、
男の子は可愛らしい子でした。

そこへ新幹線がスルスルと入って来ました。

すると、その親子は列を無視して新幹線みたいにスルスルと前へ。

ちゃんと待ってる人とドアをはさんだ反対側に立ったのですよ。

え?みんながあっけにとられている時にドアが開き、
乗客がぞろぞろ降りて来ました。

ダメだろ、そんなことしては。
並んでる全員が同じこと考えてました。

はたして最後の乗客が降りたとき、
列の最初に立っていた男の人が、
さっと乗り込みました。

横の親子にダメだよ、と言わんばかりの態度でした。

その次に女性が乗ろうとした時、
男の子が足早に割り込もうとしました。

その時、その女性は男の子の肩をむんずと掴んだのです。

よく聞こえなかったけど、
ダメだよと制止していたみたい。

ところが金髪のお母さんは、
女の人の手を振り払い、男の子の肩を押し込むように入っていったのです。

女の人は食い下がろうとしていましたが、
連れの人が腕をつかんで引き止めたので、
そこで諦め、
ため息を一つついて、普通に乗り込んでいきました。

私は見ていただけです。

並んでるときにも、
ダメだよと言いたかったけど、
言うタイミングがわからなかったし、

割り込んで乗っていこうとした時も、
止めた女の人を加勢したかったのだけれど、
ちょっと離れていたのでためらってしまい、

本当に、ただの傍観者でしかありませんでした。

「並んで。」
そう言えばよかった。

めったにしない後悔を、
ずっとしているキリンさんなのでありました。  

Posted by キリンさん at 17:23Comments(0)王様の耳はロバの耳