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Posted by みやchan運営事務局 at

2014年04月06日

山本二三展に行ってきました。



行きたい!行くぞ!行かねば!
というわけで、行ってまいりました。

この人の背景画は、
じっと見ていると、それだけでは飽き足らず、
その中に入り込んで行きたくなるのですね。

また、入って行けそうな気になるのが不思議。



これなんか、雲の上から覗いてる感じ。
そのうち降りて、
川に入りバシャバシャやりたいっ!!とムズムズします。

子供の頃に遊んだ川の感触が甦るのです。

川といえば、エライ目にあったことが。

それは小学校の一年生の頃でした。

掘り炬燵にあたりながら眠ってしまい、
そのままずり落ちて足を練炭につっこんで大やけどを負った私。

やっと治りかけた頃、川に遊びにいったのです。
春も半ば、良いお天気で水もぬるんで来たという季節です。

友達はみんなクツを脱ぎ、水の中へと入って行きます。

だけど私は、治りきるまでは絶対に川に入ってはいけません、そう強く言われていました。

でもね、目の前で友達がバシャバシャやっているのを
見てるだけなんて。
あんなに気持ちよさそうなのに。

思わず裸足になり包帯も外し、
まずはそろっと足を水の中へつけてみました。

ちっとも痛くない。浸みたりもしない。

やった!!もう治ったんだ!!
嬉しくなった私は、
思いっきり川に入って遊んでしまいました。

川から出たら、草の葉で足を拭き、
包帯を用心深く巻いて、
証拠隠滅した私は大満足で家に帰ったのです。

な~んだ、あんなに厳しく言われたけど、
なんてことないじゃないか。
高をくくりきっていた私でありました。

その夜、遅くのことでした。

ずっきーーん!!!!!!!
激しい痛みに目覚めた私。

足が痛い!!!!すっごく痛い!!!
横で寝ていた母が飛び起きて、私の足を見ました。

「大変じゃ!!!」

夜中だったけど、父におんぶされて、
近くのお医者さんに連れて行かれたのです。

その頃の田舎のお医者さんは、
外科も内科も小児科もなくて、なんでも見てくれていました。
往診もしてくれるし、夜中だって見てくれます。
そんな時代。

炬燵で火傷を負ったときも、
このお医者さんに見てもらったのですよ。

「こりゃひどい!!」
と眉をしかめたお医者さん。

「川に入ったんじゃないんか?」

痛さに聞こえないフリをする私。

「ちょっと、我慢しんさい。」

お医者さんは、先が曲がったハサミみたいなものを手に取ると、
私の足の親指の爪をはさんだかと思うと、

ばりっ!!!!!

生爪を剥がれたのです。

ぎゃああああっ!!!!!!

「言うこと聞かんけん、こうなるんで。」
と、お医者さんは同情の余地もないという態度。

父も母も平謝りで、私の頭はこづかれっぱなし。

ああ、こんなに痛いのに。

消毒液と抗生剤をたっぷり流し込まれ、
それがまた滲みて痛かったけど、
誰も優しくしてくれないので我慢した私なのでした。

その我慢も、誰も褒めてくれなかったけどね(あたりまえ)。

おっと、話が逸れたわ。



実物は、もっと綺麗な色なんだけどね。

思い出を掘り起し、想像力をかきたてられた時間でありました。

本物を見に、是非とも足をお運びくださいね。
アートセンターでやってますよ~。

  

Posted by キリンさん at 15:23Comments(3)王様の耳はロバの耳