2012年01月12日
学校がお休みになると

高校の頃、とにかく学校を休みたかった。
以前にも言ったことがあるのですが、
うちの学校は、色んな地域の生徒が集まっていました。
比較的学校に近かった私は、
何があっても学校に行かねばなりませんでしたが、
病気でもなんでもないのに、
堂々と休む機会がある人達がいたのです。
北の、山から来るグループ。
谷に沿った道をバスで下って来るのですが、
雪が積もると、通行止めになります。
始業時刻になってもそのグループが来ないとき、先生が言います。
「雪か・・。」
瀬戸内海の島からやって来るグループ。
霧が出ると船が出ないので来ない。
「霧か・・。」
そして、遠方から国鉄(JR)で来るグループ。
ストが決行されると、電車が止まるから来ない。
「ストか・・。」
国鉄組の一人から聞いた話ですが、
その朝、ストがあるのかどうかわからず、
とりあえず駅で待つ学生達。
そこには、うちの高校の他に、
うちよりもちょっと偏差値の高い進学校の人達もいました。
「ストあるんか?」
「交渉中らしいで。」
「早よう決着つけてほしいのう。」
と、じりじりする気持ちは一つ。
そこへ駅員さんが
「ストに決まりました!!電車は動きません!!」
「やったーーーーー!!!」
と快哉を叫ぶ我らが同級生達。
ところが、それと同時に進学校の人達は
「ええええ~~~~っ!!!!」
と、口惜しげな声。
「勉強が遅れる。」
じりじり待っていたとき、
友達は一心に
「ストになれ!ストになれ!」
と祈っていたけれど、
もう一方では
「ストになるな!ストになるな!」
と祈ってたんですね。
なんでこんなこと書くかというと、
明日の勉強会が中止になったからなのです。
さて、キリンさんはそれを聞いて、
バンザイ!!と思ったでしょうか?それとも、
ええええ~~~~っ!!と残念がったでしょうか。