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Posted by みやchan運営事務局 at

2012年07月06日

まさかの漢方:汗をかいて疲れたら




梅雨明けはまだだけど、
とにかく暑いですね!!!!

テレビなどで、
省エネの夏!!熱中症にご用心!!!
今年は例年になく暑い!!

なんて、煽られてんじゃないかと思いながらも、
やはり不安ですよね。

今日ご紹介するのは
暑い夏には知っておきたい漢方薬の一つで、

「生脈散(しょうみゃくさん)」という処方です。

これは『内外傷弁惑論(ないがいしょうべんわくろん)』
という本が出典なのですが、
有名になったのは、毛沢東を救ったというエピソードがあるからです。

毛沢東が心臓の発作をおこし、もうダメって時に、
この生脈散を静脈注射して命を取り留めたと記録されているんですよ。

では、これって心臓の薬なのか?

そこが漢方薬の不思議なところで、
心臓にも使うことはあるけど、それに限ったわけではありません。

漢方的に言うと「気隂双補(きいんそうほ)」の薬。

〇益気生津(えっきせいしん)
  気とは元気の気のようなもの、津とは体内に必要な水分ですから、
  身体の元気を益し、潤いを取り戻して、活き活きと瑞々しくさせるイメージ。

〇斂隂止汗(れんいんしかん)
  気を益すことで毛穴を引き締め、必要な水分や栄養素が流れ出るのを防ぐイメージ。

弱った心肺機能を助け、元気な脈を生み出し、
身体に潤いと活力を取り戻すという処方なんですよ。

具体的に言えば、
炎天下の作業で大汗をかき、消耗したとき。

農作業、庭仕事、ゴルフ、スポーツ少年団、
そういったことで汗をかきすぎて体力を消耗したときの、
息切れや疲労、倦怠感にいいと思います。

今日は汗をかくぞ、そう思ったら
前もって飲んでおいてもいいですよ。

では、暑い暑い節電の夏、
がんばって乗り切りましょうね。  

Posted by キリンさん at 12:40Comments(6)漢方