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Posted by みやchan運営事務局 at

2014年10月28日

秋月温泉は良かった。


ブログを更新してないと、
温泉でころんで怪我したんじゃないかと心配されました。

怪我なんてしてませんから。
見よ、この満面の笑みを。

お天気も、晴れ女の実力をいかんなく発揮して、
清々しい秋晴れでありました。

そうそう、一緒に写っているのは、
大学のゼミで一緒だった「しんこちゃん」です。
光の加減で顔がワカランのは、
自分だけ良く見せようというキリンさんの陰謀ではありません。

アップはこちら。ちょっとボケてるけど私が撮ったから、しかたありません。


同い年のくせに、こんなに可愛いのだ。許せん。

神戸に住んでいる彼女は新幹線で、私は高速バスで、博多駅までやって来て、
そこで待ち合わせする手筈です。

前日まで連絡をよこさないしんこちゃん。・・・不安。

当日バスに乗っていたら、メールがきました。
どうやら秋月温泉には、博多駅からバスで行けるみたい。

「12時28分発のバスがあるみたい」

・・・・・えっと、私のバスは12時25分着なんですけど。

バスよ、頑張れ!!頑張るのだ!!
と、私の心の声援が効いたらしく、予定より早くバスは到着しました。

ドアが開くのももどかしく、トランクをガラガラ引っ張りながら走る私。
乗り換え予定のバスの出発口を目指して。

果たしてそこにはしんこちゃんが背伸びしながら待ってました。

「あっ、来ました来ました運転手さんっ!!間に合いました!!」
どうやら運転手さんを巻き込んでいた様子・・・・。

「いや~っ、良かったですねえ間に合って。」
人の良さそうな運転手さんでした。

あたふたと乗り込んで、一息つく二人。

「いやいや、間に合って良かったよ、これで安心だね。」
と言う私に、首を振りながら彼女は、

「いや~、それがね、まだ安心出来ないのよ。
 甘木インターで降りてタクシーで行くといいって話なんやけど、
 インターって、タクシー拾えるんかなあ。」

「えっ、インター・・・????」

そう言われてみれば、インターって山の中にあるんjなかったかな。
たしかにタクシーが待機しているイメージはありません。

だけど、もう乗っちゃってるし。

「大丈夫よ。」
「そうやね。」
と、根拠もなく安心する二人。

そして甘木インターで降りてみると、
やっぱり山の中でした・・・。

駐車場の他には何もなし。

「どうする?」
「電話で聞いたら、タクシーがいるからって話やったんよ。」
口惜しそうにキョロキョロするしんこちゃん。

と、駐車場に停まってる車の中に、タクシーらしいものが一台見えたのです。

屋根にタクシーのマークがついています。
でも、なんだか高級車みたいです。
詳しくない私だけど、それくらいはね。

「ちょっと、あれタクシーと違う?」
「そうやね、聞いてみようか。」

「あの~、乗ってもいいでしょうか?」

「いいですよ。」

やっぱり、それはタクシーだったのです。ラッキー。

お陰さまで、思ったよりも早い時間に秋月温泉に到着致しました。

そこは小さな城下町のあとで、
いい感じに鄙びた落ち着くところでした。

私がまだ子供だった頃の故郷に似た景色。
紅葉には早いけど、季節の草花が咲いており、
二人であの花は何、この花は何と話す道々の楽しさは、
似た者同士ならでは。

そういえば、
旅館のフロントで、名前を書いている時のこと。

しんこちゃんの手元に、デカいカマキリがいたのですよ。


こやつです。

私はちょっとビックリしたのだけど、
しんこちゃんは平気な様子で住所をさらさら書いていました。

「し、しんこちゃん、大丈夫?」
「大丈夫よ、でも、何が?」

「そのカマキリ。」

「きゃっ!!!!!!!!!」
3メートルは跳び下がったね、しんこちゃん。

フロントのテーブルに居座り、
時折り腰をフリフリして威嚇するカマキリ。
さすが秋月(?)。

それから楽しく散策し、気持ちの良いお風呂に入り、美味しい食事をしながら、
色んな話をしていた時のことです。

「トラって、我が子を厳しく育てるって言うでしょう?」
と、しんこちゃんが言いました。

「えっ、そうなの?」

「うん、そうよ。知らない?有名だよ。」

「そうなんや~、へ~。」

「うん、崖から突き落したり。」

「?」

「そこから這い上がってくる子だけ育てるって。」

「しんこちゃん、それって、ライオンでは?
 獅子は我が子を千尋の谷に突き落すっていう。」

「しし・・・??あーっ!!それそれ。獅子って、ライオンだよね~。
 そうかあ~~。」

彼女の名誉の為に言っておきますが、
優秀で頭のいい人なんですよ、本当です。

それから彼女はこうも言いました。

「私って、こうでしょう?恥ずかしいこと言わないように気を使ってるんだけど、
 つかさちゃんとなら、同じみたいだから安心してしゃべれるわ。」

ありがとね、私も同じだよ。


こんな綺麗な内風呂で、朝湯を楽しんで、楽しい時間は終わったのでありました。

また行こうね、しんこちゃん。  

Posted by キリンさん at 19:41Comments(2)