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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年12月03日

故郷の車窓から




実家に帰り、
今回もまた呉線に乗りました。

できれば車窓からの美しい風景を披露したい。
が、私はメカが苦手。
どのくらい下手かというと、





実物は、本当に綺麗なんです。綺麗なんですよ。
こんな枯れた風じゃなくって、真っ赤なんですうううう。しくしく。

景色はあきらめてもらうとして、
いつも楽しみなのが車中での乗客の会話です。

今回は4回乗りました。
それぞれが楽しかったのだけど、
その中の、おじさん達の会話。

ボックス席の窓側に私が一人。
あとは3人のおじさん達が座っておりました。

年代は私と同じくらい。
どうやら仲の良い友達同士のようでした。

私の向かいの人が一番のおしゃべりで、
会社から家に帰るには、
山に向かったローカル線を使っているのだけど、
こないだ寝過ごして、とんでもなく山の奥まで行ってしまい、
とても困ったと話していました。

「女房に電話して迎えに来てくれ言うたら、
 行かれん、言うんで。」

「オマエが悪さするけん、怒らしたんじゃろうが。」

「違うわいっ!なんで来れんのか聞いたら、どう言うた思う?」

「さあ。」

「飲んどる。」

どうやら奥様は酒好きらしく、
しばらくその話で盛り上がってました。

そのうち、その人が急に、

「ん?」
といぶかしげな顔をして、
ひざに抱えていたバッグを持ち上げてみると、

こともあろうに、
ズボンのファスナーのところに、まあるいシミが・・・・・・。

バッグの中のお茶が漏れていたらしいのです。

そのシミを見た隣のおじさんは、すかさず、
にんまりした顔で言いました。

「オマエ、若いのう。」

いや、尿漏れ方向のツッコミが入ると思ってたのに
そう来るとは。

シミのおじさんは「やめえや!」と騒ぎ、
三人で盛り上がっており、

私は・・・・・、私も一緒に盛り上がりたかったのだけれど、
そうもいかないので、
必死で聞こえないふりをするのが、
辛かった~~~。

というわけで、
呉線に外れ無し、と再確認した私。
明るい気持ちで電車を降りたのでありました。

明日もまた里帰りのお話は続きます。では。  

Posted by キリンさん at 15:51Comments(0)王様の耳はロバの耳