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Posted by みやchan運営事務局 at

2013年02月22日

キリンさん始末記




日曜日の勉強会では、
みんなで漢方薬の調合をやってみました。

漢方薬というのは、
「葛根」「桂枝」「生姜」などの生薬と呼ばれるモノを、
決められた種類、分量を混ぜたものです。

それらは根だったり、茎だったり、葉っぱだったり、
そして干してあったり、蒸してあったり、炒ってあったりもします。

小さく刻んである生薬を、
電子量りで重さを量り、それらを合わせて、漢方薬が出来るのです。

漢方専門の、せんじ薬を作ってる薬局さんでは、日常のこと。
でもうちはエキス剤の粉末や錠剤しか扱ってないので、
とても貴重な体験でございました。

が、私は計量という作業がとても苦手なオンナ。

理科の実験でも、調理実習でも、
計量がイヤなばかりに試験管や皿ばかり洗っておりました。

「私、袋に張るラベル担当ね~。」
と、ラベルに漢方薬の名前を書く役目をかってでる私。
こっちは得意。(誰でも出来る。)

でも、ラベル書きってすぐ終わるのね。

「つかさ先生もやってみて~。」
そう言われて、しぶしぶ量りの前に立つ私。

ああ、何故に胸がこんなにトキメクの。早鐘とはよく言ったもんだ。
それに、どうして足が震えるのかしら。

さじで生薬をすくって紙の上に載せる。
たったそれだけの作業なのに。

それに、この電子量りっちゅうやつは!!!
0になったかと思えば、ふっと1のなったり9になったり、
1と0が、交互についたり消えたり、
星一徹だったら絶対にオマエを許しはしないであろう。

一生懸命に増やしたり減らしたり、
繰り返し繰り返し作業が終わらない私。

手に力をこめ、足を踏ん張って立つ。
牛は大地を踏みしめて歩く。関係ないけど。

それに大袋からビンに移そうとしたら、
中身がばらばらとこぼれるのは何故?

「つかさ先生、もういいです。」
と言われるまでに時間はかかりませんでした。

そんな有様でしたが、勉強会は楽しく終り、
みんなで美味しい晩ご飯を食べて帰りました。

雨が降っていたけど、
気分もいいしおなかも一杯だったので、歩いて帰ることに。
福岡のお姉さん夫婦と三人で歩くほろよいの道は、
楽しいものでした。

お姉さん、ヒロコさんと云うのですが、
ヒロコさんの家で、因縁のお風呂に入れてもらいました。

シャワーの出し方も教えてもらい、
モロッコの石鹸を出してもらって、
温かい湯舟につかるのは至福の一瞬であります。

さて、シャワーだ。もう出来るもんね。ふふん。

が、出ません・・・お湯が。

湯加減をみるために水をあてている右手は
どんどん冷えてしびれてきます。

シャワーだからダメなのか?
蛇口から出せば・・。
こんどは左の手で加減をみていたのですが、
こっちもしびれてきました。

しんぼうタマラず、湯舟につかって手を温める私。

???????????

しかたないので、しばらくしてお風呂から出ました。
黙ってようかと思ったのだけど、
石鹸つかってないし、どうせバレルことだから、

「あの~~~、またまたお湯が出ませんでした・・・。」

「ええっ!!??なんで言わんと????」
と、走るヒロコさん。

「あっ!!タカシが酔っ払ってスイッチ切っとう!!」

旦那さんのタカシさんが先に入ったとき、
無意識にスイッチを切っていたのでした。

「すぐ言えば良かったとに!!」

いや、自信ないとね、言えないもんなんですよ。
お恥ずかしい。

「アンタ、よくよくうちのお湯と縁がないんやね~。」
と言いながら噴出すヒロコさん。
私もなんだかおかしくて、一緒に大笑いしたのでありました。

そして翌朝、いつもタカシさんが車で地下鉄駅まで送ってくれるのです。
至れり尽くせりでしょう?

ところが、車を玄関にまわすからと出て行ったタカシさん、
すぐに帰ってきて、

「車がない!!!」

「ええっ!!???」
「あっ、夕べ気分よく歩いて帰ったやない、みんなで!!!」

そうでした。
三人そろって歩いて帰ったじゃありませんか。
車があろうはずもない。

あわててタクシーを呼び、
なんとか宮崎に帰りついた私。

「ごめんね、いつもこんなこと、ないとやけど。」
と済まなそうに謝ってくれたヒロコさん。

いえいえ、そんな。

もしかした、私がうつったのかも・・・・・。
「うかつ」って、うつるのでしょうか。
誰か教えて。

思い出してみれば、
いつもに増して、スリリングで楽しい旅でした。

今夜は漢方勉強会です。
こんな私ですが、これからも頑張りますので、
応援よろしくお願いします。  

Posted by キリンさん at 11:52Comments(5)王様の耳はロバの耳