2010年03月25日
花を召しませ

この時期の雨を催花雨と言うそうです。
催とは、「もよおす」ではなく「さそう」の意味です。
日本の言葉は本当に美しいですね。
さて、この花は頂いたものです。
花をもらうのは、嬉しいものですね。
新婚のころ、
ダーリンがバラの花束をお土産に買ってきてくれたことがありました。
豪華ではありませんが、
とても可愛らしい花束でした。
それを見た私は・・・・
「なにこれ・・・」
不快感をあらわに・・・・。
だって、当時はとっても貧しかったんだもん。
10円、20円を切り詰めながら、
それでも美味しいご飯をどうやったら作れるのか?
苦労している私の気も知らないで。
この花、ナンボかかったの!!???
毎日の家計を必死でやりくりしている若い奥さんには、
ご主人の思いやりは完全に裏目に出たのです。
今にして思えば申し訳なかった。
それ以来、ダーリンは私に花をくれたことはありません。
今ならウェルカムなんだけどなあ。
もらっても、すぐ枯らすくせにって?
放っといてちょうだい。
毎日の雨、花を催う天からの恵みと思って、
今日も元気だしていきましょうね。