2015年01月11日
成人式に行かなかった。

祝、成人。
何年か前には娘の成人式に私の振袖を着せ、
本人以上に嬉しかった覚えが。
私はと言えば、成人式に参加していません。
一番の理由は、大学の後期試験の前だったからなのですが、
それがなくても行かなかったと思います。
行きたくなかった、と言うよりは、行きたいと思わなかったからです。
私の友達の多くが、行きませんでした。
時代なのかもしれませんが、
学生運動は下火になっていたものの、
まだまだ色々と考える学生が多かった頃です。
成人式って何のためにあるの?
税金の無駄遣いでは?
親の自己満足に付き合って着飾る意味もワカランし、
振袖買うくらいならお金ちょうだい。
20歳といっても、まだみんな中身は子どもばかりだし、
いきなり大人と言われても自覚出来ない。
そんな私達に、成人式に出る資格はない・・・なんてね。
今日は、お店の前を着飾った女の子たちが通っていきます。
それぞれが綺麗に装い、ほんとうに可愛くて微笑ましくうつります。
素直で、平和なんだなあと、つくづく思います。
幸せな時代なのですね。
だけど、
社会の仕組みを疑ってかかっていた若い私達のことが、
愛しくも思えます。
成人式に出なかったこと、
後悔しているかと聞かれれば、
まったく後悔しておりません。
恥ずかしいことだらけの青春だったけど、
ちっとも悔いはないのでございました。