2015年01月06日
同窓会に辿り着くまで。
三日の夜、高校の同窓会がありました。
二日までお仕事した私は、三日の朝8時15分の高速バスに乗り、博多へGO!
博多で新幹線に乗り換えるという寸法です。
実は、前回の同窓会に遅刻をかましました。
高校の頃は言うにおよばず、
小学校の頃から「遅刻の女王」という名を欲しいままにしていた私。
汚名返上!!今度こそは、絶対に間に合うのだ!!
バスで4時間半、新幹線で1時間、ローカル呉線で1時間、
実家に戻って着替えて会場へ行くのに、ゆっくり見て2時間・・・・。
乗り継ぎのロスを考えても、同窓会が始まる7時までには余裕の段取りです。
でも、なんだか心配になってきました。
自分で自分が信用できないのですよ・・。
バスの中から、同級生の「ぼっち」にメールしました。
「同窓会、何時から?」
几帳面なぼっちからは、すぐに返信が。
「17時から。」
そうか、やっぱり7時・・・いや・・・、17時?5時ってこと!!??
あわてる私。
だけど計算してみたら、ギリギリでいけるかも。
ところがその時、バスの横をサイレン鳴らしながらパトカーが行きました。
限りなく悪い予感がする私。
しばらくして、運転手さんのアナウンスが、こう告げたのです。
「この先、4か所で事故が発生し渋滞が起きておりますので、
いったん下の道に降りて迂回いたします。
到着時刻が大幅に遅れますが、ご了承ください。」
了承できーーーーーーん!!!と怒鳴ってバスから降りようかと、
思いましたが何の解決にもならないので、黙ったまま祈る私。
少しでも早く着きますように、神様、仏様、観音様。
博多への到着は、おそらく2時間以上も遅れていたでしょう。
もう時計を見るのも時間のロスだと走る私。
新幹線の改札を抜けると、すごい人ごみです。
そして、謎の行列があるではありませんか。
係員さんに誘導される人々の列が。
またしても悪い予感がしたけれど、
列の正体に気付いてるヒマがあるかいっ!!とホームに上がりました。
そこで、やはり先ほどの長蛇の列は、上り自由席を待つ人々だと判明。
正月帰省からのUターンラッシュに、ガッチンコしてしまったのです。
だけど、今更下に降りて待つ余裕などありません。
そこに居合わせた係員さんをつかまえて、
「列車に乗っちゃダメなんですか!!??急ぐんですけど!!」
と訴えると、
「立ちっぱなしで良ければ、指定席車両のデッキでしたら、お乗り頂けますよ。」
はい、6時間以上も座りっぱなしだった身としては、立つのはありがたいくらいです。
指定席のデッキに乗り込み、時間の計算をしてみました。
同窓会は呉駅の前にあるホテルが会場です。
そこに直接駆けつければ、ギリギリなんとかなるかも。
だけど、この格好、着の身着のままで出席できるのか???
今の服装は、毛玉だらけのセーターに、穿き古したズボン・・・・・・。
オバサンと言うより、田舎のオジサンに近い。
だって、実家で着物に着替える予定だったんだもん!!
でも、実家は呉よりも3つも先の駅なんです。
そこまで行って着替えてたら、同窓会が終わってしまいます。
だからと言って、オシャレに決めている同窓生の中で、
こんな格好で耐えられる自信はありません。
一瞬だけ、目立ってネタになるかもという思いがよぎりました。
が、こんな目立ち方は、さすがのキリンさんでも無理。
そこで、はたと思い出したのが同級生のY子さんのことです。
何日か前に電話で話したとき、
同窓会の夜は、会場と同じホテルに泊まると言ってました。
すぐに電話する私。
「いま、まだ博多駅なんよ~。」
「ええっ!!!まだ博多!!アンタ、どうするん???」
「アンタの部屋で着替えしてもええ?」
「ええけど、私は受け付け頼まれとるし部屋におらんよ。」
「ロビーに鍵をあずけて、話しとって!!」
「わかった!」
いや~、持つべきものは友。
そんな松本清張もビックリな、ドタバタを積み重ねた末、
私は画像の姿で同窓会に出席することが出来たのでありました。
これは二次会まで出席して同窓会を満喫し、実家に帰りついた時の、
満足の笑みなんであります。
遅刻?たったの40分で済みました。上出来でしょ?
「次は遅れなや。」
とみんなに言われ、次回こそは必ず、と誓った私。
次回は5年後です。頑張るからね。
今回の帰省のお話は、まだまだ。
明日に続くのでした。