2009年01月06日

七草粥

七草粥


明日は七草粥の日です。

春の七草は、過酷な季節に耐える強靭な生命力を持っています。

その力をもって、邪氣を払い万病を除くと言われているのです。

ホンマかいな~って?まあそう言わずに、
縁起物はマジナイみたいに思われるけど、それなりに意味があるんですよ。

興味のある人は読んで下さい。興味のない人も、よかったら読んでね。(どっちやねん)

七草粥の起源は、大昔の中国だといわれています。それが日本に伝わったというわけです。
平安時代の書物に、宮廷行事として最初の記述がありますので、
最初はパクリだったとしても、もう日本に根付いた行事と言って差し支えないでしょう。

七草の種類については諸説があります。今、一番ポピュラーなのが

「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」ですね。
すずなはカブ、すずしろは大根です。

この言葉は南北朝時代(420~589)の『河海抄(かかいしょう)』という書物に載っています。

江戸時代になると、将軍から庶民まで幅広く「七草粥」の行事を楽しんでいます。

つまり、私たちは徳川将軍と同じ物を頂けるってわけなんです。

さて、この七草の効用ですが、「胃熱を取り、解毒をする」という働きがあります。

モチやおせち料理は、身体を温めるのですが、取りすぎると胃熱が起こります。
それを冷ましてくれるのです。

さあ、これで明日はみんな七草粥ですね!!(そんなわけないか。)

最後に注意したいこと。七草は冷ますものなので、乳幼児や年配の人にはあまり向きません。
縁起物ですから、食べるとしたら量は軽く、野菜の部分は少なめにして下さい。
年末からお腹にくる風邪を引き込んで、あまり食べてない人にも向きません。

七草粥を食べて、正月気分を吹き払い、頑張っていきましょう。


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Posted by キリンさん at 10:59│Comments(2)健康一般
この記事へのコメント
たくさん食べてはいけないんですね!
知りませんでした(><)
梅干しと熱い緑茶と一緒に明日の朝いただきたいと思います♪
Posted by 沙夜沙夜 at 2009年01月06日 15:00
沙夜さん

コメント有り難うございます。

どんな物でも、過ぎたるは及ばざるが如しなんですよ。

でも、季節の節目にある行事には何かしら意味があって、
そういうものを取り入れて生活にメリハリをつけることは、
人生を豊かにしてくれると思います。

明日の朝は、いにしえの将軍様と同じ献立を楽しんで下さい。
Posted by キリンさんキリンさん at 2009年01月06日 15:18
 
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    コメント(2)