2008年12月02日

葛根湯

葛根湯


写真の薬は、すべて葛根湯です。

葛根湯とは大昔の中国に『傷寒論』という本があって、それにのっている漢方薬です。
そこには、なんの生薬をどれくらいの量入れるのか、
要するにレシピがのっています。

「どこの葛根湯が一番効くの?」と、よく効かれます。
でも、どれもレシピ通りに作っているのですから、大差はありません。

「満量処方」についても聞かれますが、要するに量の問題なので、
今までのものを1,5袋、あるいは2袋飲むようなものです。
量を言うなら、液体タイプの方が多く入っています。

でも、そんなことより大切なのは「どんな風邪に効くのか?」ってこと。

「引き初め」とは、「風邪かな?」と感じてから二日目まで。
背中や首筋がゾクゾクする。

これにあてはまっても、ノドなどの炎症が強い場合や、身体の消耗がひどいとき、
胃腸障害がある時などは、適しません。
妊娠中も、状態によっては危険なこともあります。

それから、熱いお湯に溶かして飲むと、よく効きます。
寒気が強い時には、生姜の搾り汁を入れるといいかも。

飲んだあとは、できればすぐに布団に入って寝てほしい。
汗をガーッとかけば治ります。

いずれにしても、風邪薬を買う時は、最寄りの薬屋さんでしっかり説明を聞いて下さい。



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Posted by キリンさん at 10:49│Comments(6)漢方
この記事へのコメント
わたしも、葛根湯ファン?です。
朝起きて「うっ?のど痛い」って思ったら即葛根湯です。
おかげで、風邪をこじらすことはほとんどありません。

今朝もお湯に溶かして服用しました。
さすがにそのまますぐお布団というわけには参りませんが・・・
葛根湯は、そんな風に朝1回服用するという方法で飲んでいますが、
1日3回食前に飲んだほうがいいのでしょうか?
お昼にはもうのどの痛みは治まってしまうのが通常ですが・・・。
Posted by nonnno at 2008年12月02日 12:01
nonnnoさん

ヤバイか?っと思った時にすぐ飲む。

ベストな飲み方ですね。大正解ですよ。

まだ心配って思えば、もう一回くらい飲むのもいいかも。

でも、治った!と確信があれば飲む必要はありません。

「クスリはリスク」これは新薬に限ったことではないのです。
Posted by キリンさんキリンさん at 2008年12月02日 12:14
わたしも先日 葛根湯にお世話になりました♪
熱が出そう・・って思って飲みました。
いつもみたいに高熱にならずにすみました。
これからも家に常備しておきたいと思います!!
Posted by こぶた at 2008年12月02日 12:49
こぶたさん

よくわかっていらっしゃる!

葛根湯は、常備しておきたい薬ナンバーワンかも。

早く飲めば早いほど効き目が良いので、持っておいてほしい。
お店に来るまでに症状がすすんで、
葛根湯では効かなくなってる方が結構多いんですよ。

緊張型の肩こりの頓服としても、使えます。
Posted by キリンさんキリンさん at 2008年12月02日 13:01
私も常にバッグの中に持ち歩いてます。
熱いお湯に溶かして飲む・生姜の絞り汁を入れる等々…。
勉強になりました!
今度、試してみます!
…あ、でも、風邪ひかないことにこしたコトないんですけどね(^_^;)
Posted by sairaku at 2008年12月02日 14:51
sairakuさん

その通り、ひかないのが一番です。予防に勝る治療なし!なのです。

秘密の予防法を教えます。それは・・・、

食べ過ぎない!これが一番なのですよ。

今からのシーズンは、特に要注意なのです。
Posted by キリンさん at 2008年12月02日 15:41
 
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