2011年11月05日

漢方薬の名前

漢方薬の名前


いつもは土曜日はブログ休日なのですが、
昨日は漢方薬の名前の字を間違えるという
痛恨のミスをやらかしたので、反省の意味でアップしています。

誤字・脱字の女王という名前をほしいままに生きてきたのですが、
漢方薬の名前だけはきちんと書いておきたかった。

でも、いい訳なんですが、
漢方薬の名前って全部漢字だし(あたりまえだが)
ややこしいんだもの~。(反省の弁がこれか)

だけど漢方薬の名前には、
それぞれ意味があります。

たとえば葛根湯(かっこんとう)。
漢方薬というのは何種類かの薬を組み合わせて処方されているのですが、
主薬(しゅやく)といわれる一番大切な薬、
つまり葛根の名前をつけたものです。

仲間には、桂枝湯(けいしとう)、麻黄湯(まおうとう)などがあります。

そんな横着しないで、
入ってる薬を全部言えばいいじゃん、
そういう薬に、
芍藥甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)があります。

これには芍藥、甘草の二味しか入ってません。
タケダ漢方便秘薬で有名な、
大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)も、これです。

二味ならフルネームでいいけど、
多くなると、薬のアタマだけくっつけたのもあります。

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)が、これです。
めまいなんかに使いますね。

苓・・茯苓(ぶくりょう)
桂・・桂枝(けいし)
朮・・白朮(びゃくじゅつ)
甘・・甘草(かんぞう)

私が一番好きなネーミングは、

青龍湯(せいりゅうとう)
白虎湯(びゃっことう)
玄武湯(げんぶとう・別名は真武湯)
今に伝わってはいないのだけど、朱雀湯もあったと言われています。

知ってる人は知っている。

東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武。
そう、四神からとった名前。

これは、薬の色からつけられた名前。
それぞれ、青、白、赤、黒という色の煎じ薬なのです。

面白いなあと思います。

それから、薬効が名前になったものも。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
中、つまりお腹を補って気を益すという薬。

疎経活血湯(そけいかっけつとう)
経絡の流れをよくして、血流を活気付ける薬。

他にも色々あるんですよ。

もちろん西洋薬の名前にだって、
それぞれ意味があるのですが、

漢方薬はなんたって漢字です。
そこが面白いと思う私なのでありました。

だったら間違えるなって・・・最初に戻ったわ。

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大好きな仲間達と会えるので、とても楽しみ。では。


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Posted by キリンさん at 12:28│Comments(3)漢方
この記事へのコメント
画像と文章で漢字が違ってたなんて、気付きもしませんでした…(^^;)
漢方薬の名前にも色んな意味があるんですね?
今度飲む時には、その辺まで味わって飲むとより効果が上がりそうな気がしますね~^^
Posted by 幸せうさぎ at 2011年11月05日 16:11
漢字って意味をもたせたまま組み合わせができるから
スゴイですよね。
漢字の優秀さは僕も認めるところですよ。

四神からとった名前はカッコイイですね。
伝わっていない朱雀湯が残念だけど、
名前だけで飯が食えるほどステキ。

やっぱ漢字イイナー。
覚えられないのが残念だけどw
Posted by pia masapia masa at 2011年11月05日 17:44
ダライ・ラマ14世が明日まで滞在している仙台のありちゃんが来ましたよ。

杉花粉の時期に水っぽい鼻水垂らしていたら、小青龍湯を勧められました。
青龍湯とは違うのでしょうか?
こーゆーのは自分で調べないくせに、カンチョーの銅像がどこにあるのかはキッチリ調べるワタクシでした。
Posted by ありちゃん at 2011年11月05日 18:23
 
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    コメント(3)