2016年12月14日
この世界の片隅に

また、キリンさんったらミーハーなんだから~。
そう思ったアナタ、体育館裏に来なさい。
いま映画が大変な話題になっているけれど、
私がこの漫画を買ったのは、5~6年は前のことなんです。
待てよ。そもそも、これってなあに?と思ってるアナタもいるのでは?
要するに「この世界の片隅に」自体を知らないという。
だって、大ブレイク中のアニメ映画だけど、
宮崎では上映されてないもんね。
予定も今のとこないもんね。(たぶん)
漫画もすごく売れてるっていうけど、
宮崎の本屋さんだと、奥のコーナーにひっそりだもんね。
(見に行った)
これは、戦争中の市井の女性を主人公に描いた漫画です。
お嫁に行った、その先での日常が描かれております。
背景は私の出身地である呉市。
呉には海軍工廠があったので、とても賑わっていた時代。
広島市よりも人口が多かったとも聞いております。
こないだY子さんからメールがあり、
「この世界の片隅に」という映画を是非とも観てほしい、と言われました。
ほんとうに、ほんとうに、いい映画だからと。
そして、主人公の「すず」が司と重なる、んだそうで。
アニメでは、「すず」の吹き替えを「のん」さんが担当し、
これまた絶賛を浴びておりまして。
まあ、そんなキャラなんだよ。似てねえし。
Y子さんは、私のどこが重なると思っているのでしょうか?
今度また体育館裏で聞いてみようかと。
とはいえ、「すず」はある意味では個性的なのだけど、
一般的な生き方としては、本当に普通です。
その普通さが胸を打ちます。
ほのぼのとしたユーモアに包まれた物語が、
じわっと反戦を訴えており、それが心の奥に届いてくるのです。
私は漫画しか読んでないけれど、
ラストでは涙がぽろぽろこぼれ、息が苦しくなりました。
それでも、読後感はスッキリしており、
あらためて、人生を頑張ろうと思えたのでした。
よかったら、読んでね。映画がきたら、是非とも映画館に足を運んで下さい。
私も宮崎で上映される日を心待ちにしております。
久しぶりのブログ、読んでくれて有難うございました。