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Posted by みやchan運営事務局 at

2015年10月08日

カープが負けてしまったら


夕べ、カープが負けてしまいました。
私の感想については、ノーコメントでお願いします。

もしも中学の頃の塾の先生が生きてたら、
どれほどの落胆であったでしょうか。

そう、塾の先生は熱烈なカープファン。
カープが負けようものなら、超不機嫌なのです。
いや、不機嫌だけならいいけど、八つ当たりしてくるんです。

数学と英語の塾なのに、漢字の書き取りテストをしたり、
「オマエの伯父さんが市会議員じゃというて、いばるな!!」
となぐられた男子もいました。(彼は大人しいタイプでまったくいばってません)

そんな困ったちゃんな先生でしたが、
教え方は面白くわかりやすかったので、私はこっそり尊敬していたのです。

中学2年になって、becauzeを習ったときのことです。

学校で習った訳し方を、塾では少し拡大して教わりました。

期末試験でbecauzeが出たとき、
私は迷わず塾の先生に言われた訳を書いたのですが、
返ってきた解答では、バツになっていたのです。

納得いかない私は、同じくバツをもらったツン子と一緒に、
「おかしいよねえ。〇のはずじゃろ。」
「先生が間違えとるよねえ。聞きに行こうか。」
と話し合い、英語の先生に聞きに行ったのです。

「ダメですよ、それは。間違いです。」

ぴしゃりと言われた私達は、

「だって、塾の先生は、それでもいいと言われました。」

子どもだったね、私達。

「学校と塾と、どっちを信じるのっ!!!!!」

先生は怒り心頭、立たされたまま長々と説教。
挙句の果てに校長室まで連れて行かれて、校長先生からまた説教。

あんまり怒られたので、ツン子と私は反省するどころか、
逆切れしてしまいまして、
よせばいいのに、塾の先生に言いつけてしまったのです。

「何をバカな!!間違ってませんよ!!」

ただでさえキレやすい先生、河童に似た禿げ頭まで真っ赤っか。
少し怖くなった私達が本当に後悔したのは、次の日のこと。

「ちょっと、アレ、タカミ先生じゃない?」

友達が指さす方を見ると、
広い校庭を、塾の先生が歩いて校舎に向かっている所でした。

「な、殴り込みか!!???」

ツン子と私は、思わぬ事の成り行きに、教室の陰で震えるばかり。

同じ塾の友達に、

「アンタらが、よけいなこと言うけんよ!乱闘になったらどうするん!!??」

どうしよう!!私ら、た、退学!!!???

どのくらい時間がたったか、長い長い時間のように思えましたが、
職員室から塾の先生が出てきて、そして校庭を横切り帰って行くのが見えました。

それから1週間ほど塾はお休みになったので、
もしや塾はお取り潰し!!??と、あらぬ疑いに悩みましたが、
何事もなかったかのように再開。

学校でどんないきさつがあったのか、誰に聞くこともできず、
全ては謎のまま終わりました。

そしてそして、その後で渡された通知表、
ツン子も私も思ったより低い点数だったのです。ショック。

「やっぱり、あのせいかね?」

そんな2人に、塾の先生は苦しそうに言いました。

「こんな点、つくはずないんですよ。こんな低い点数。
 もし、お母ちゃんかお父ちゃんに怒られたら、
 ほんまは2点くらい高いはずじゃとタカミ先生が言うたと言いんさい。

 信じてもらえんかったら、ここに連れて来んさい。」

家まで行くとは言わず、連れてこいというところが先生らしい。

学校で、塾の先生はどんな扱いを受けたのでしょうか。

この事件について、結論じみたことは言えないのですが、
やっぱり私はこの塾の先生が好きでした。

今でも大好きな恩師と思っています。

生きてたら、酒飲みながら(飲めんけど)カープの話をしたかったね。
おまえは似非ファンだと、怒られるかもしれないけどね。

  

Posted by キリンさん at 17:44Comments(2)王様の耳はロバの耳