2014年01月24日
伊勢海老は成仏しただろうか

この際、いかなる批判も甘んじて受ける覚悟です。
故ナンシー関さんに、
「記憶スケッチアカデミー」という名著があるのですが、
そこでの実物を見ないで記憶だけを頼りにスケッチをするという試みを、
今日私は実践した次第です。
お題は「伊勢海老」・・・・・・。
ついでに「車海老」。

こっちの方が食べなれているだけあって、
上手。
え?どっちもヒドイ?そう思うなら描いてみて下さいよ。
とっても難しいんだから。
さて、夕べは西都まで出かけて、
ミニ黒麒麟会を楽しんで参りました。
そこで伊勢海老の話になり、
思い出したことが。
もう10年以上も前のことです。
友達から一本の電話がありました。
せっぱつまった声で、
「頼むから、すぐ来て!!」
おっとり刀で馳せ参じた私を、
待ってましたと迎え入れる友達。
そこには、大きな発泡スチロールの箱が二個置かれていたのです。
魚屋さんにあるようなヤツですよ。
中から、何やら怪しげな物音がギシギシ鳴っております。
「伊勢海老もらったんだけど、
一人ではどうしようもなくって~~、何とかしてくれない?」
二人でおそるおそるフタを開けると、
大きな伊勢海老がぎっしりうごめいていたのです!!
あの光景をみて「美味しそう」と思える人は、
よほどのツワモノです。
「何とかと言われても、
わからんよ~~。」
と尻込みしながら、でも伊勢海老は食べたいと思う欲深な私。
「くれた人は、どうしろとか言ってなかった?」
「お湯につけたら弱るらしいけど、大きなお鍋もないし、どうしよう~。」
お湯に弱い・・・・・大量のお湯・・・・・・。
「お風呂は?」
「そうか!お風呂か!」
お風呂に熱い湯を張る二人。
「さあ、入れるよ!!」
箱のフタを開け、二人で抱え、
ギシギシと鳴きながらうごめく伊勢海老たちを、
湯船にざばあっと投入。
「熱ちちっ!!」
思いがけない仕置きに暴れる伊勢海老たち。
飛び散る熱湯。
お湯をよけながら、
そこにあった棒で押さえつける二人。
湯加減をととのえるために、
かきまぜるヤツですよ。
「バシャバシャ!!」
「えいっえいっ!!」
ああ、二人の必死の形相は誰にも見せられない。
もしかしたら、間違ったやり方だったのかなあ。
だって知らないんだもん。
てなわけで、おとなしくなった伊勢海老を大量にゲットした私は、
上機嫌で家路を急いだのでありました。
さて、話は変わります。
今夜はNHKでザ・タイガースのコンサートがあります。
楽しみでたまりません。
それでは皆様、よい週末をお過ごしくださいね。