2015年10月19日
松茸の食べ方
広島に住んでいる娘が、
用事で宮崎に帰って来るというので頼みました。
「松茸、買ってきてね。」
「そのへんの八百屋さんにあるから。」
と、軽く頼んだのが大間違い。
だいたい八百屋さんがない。
世の中、変わったのね。
それでも頑張って手に入れてくれたのが、
画像の2本です。
お値段?それを聞いたら、
「キリンさんって、バカじゃないの?」
と言われるから秘密です。
その貴重な松茸をどうやって食べたのか?
それは「すきやき」なのだ。
またまた「キリンさんって、バカじゃないの?」
と言われそうですが、これが私のソウルフードの1つなのです。
子どもの頃、松茸はもっと一般的な食べ物でした。
そりゃあ、安いわけではなかったけど、今みたいにべらぼうな存在ではなく、
新聞紙に5~6本の包みを頂くこともよくあり、
秋になれば一度ならず食べていたのです。
それも、土瓶蒸しのようにチマチマと押し戴くのではなく、
どばっとすき焼きに入れて、豪快にむさぼるものなのでした。
すき焼きに入れたら、肝心のニオイが消えるのでは?
いえいえ、広島のマツタケは香りが高いのが特徴で、
すき焼きに入れたくらいで消えるものではありません。
味だって、野趣あふれる風味がタマラン美味しさなのだよ。
テレビで火野しょうへい(漢字忘れた)さんが言ってたけど、
勝新太郎さんがやはり「松茸はすき焼きに限る」と愛しておられたそうです。
そのゼイタクを、久々に味わいました。
松茸が不作になって久しい今日この頃。
手入れする人が減ったからとか、色んな理由があるみたいです。
どんどん食べる機会が減っていき、
今回だって、何年ぶりかわからんくらいです。
次回は果たしていつになるのやら。
それまで粗食にあまんじて、お金を貯めなければ。
食い意地の張ったキリンさんは、今日もお仕事にいそしむのでありました。
Posted by キリンさん at 16:04│Comments(0)
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