2014年11月25日

いわさきちひろ美術館

いわさきちひろ美術館
東京に行ってきました。お仕事です。

赤坂見附という駅のそばのホテルでありました。
仕事が終わって外にでたら、こんなところが。
いわさきちひろ美術館
人がいっぱい。さすが都会。
入らんかったけど。

みんなでカラオケに行き、ワインバーに行きました。
全員がお上りさんなので、ぼったくられんかと不安でいっぱい。

でも、
カラオケは2時間歌い放題飲み放題で、2500円。
ワインバーは一人1500円。
安くないですか!?

さて、本題に入ります。

私は「いわさきちひろ」さんの絵が好きでした。

と言っても、最初の頃は小学校の教科書や絵本の挿絵で見て、
あまり興味ありませんでした。

まだ子供だったので、
手塚治虫氏の絵みたいに、輪郭がくっきりはっきりした、
わかりやすい画風の方が良いと思っていたのです。

だけど、高校生の頃になると、
なんとも言えない水彩の美しい色合いや、
子どもの仕草や表情がいいな、と思うようになってきたのです。

あれは高校2年生の夏休みだったでしょうか。
新聞の三面記事の下に小さく、いわさきちひろさんの訃報が載っていたのは。

ショックでした。
好きになり始めていたのに。
55歳の若さでした。

そんなこともあって、
美術館があると知ってから、そこにはずっと行きたいと思っていたのです。

ちひろ美術館を検索してみると、今なら、
ー子供の本の先駆者たちーという展示をやってるみたい。

大正時代、子供の絵本が花開いていた頃に活躍していた画家たちの、
いろんな作品を見られるのです。

あまり詳しい私ではないのだけど、
竹久夢二という名前も連なっていました。

おお、あの竹久夢二の児童画が!!!
それは是非とも行かねば!!

だけど、東京を一人で移動するなんて出来るのか?私。
そう、今回は友達がみんな忙しくて付き合ってもらえなかったので、
自力で動かねばならないのでした。

しかし、私だってもう大人よ。日本語だってしゃべれるし。
なんとかなる!!!

色んなところで色んな人に道を尋ねました。
「宮崎から来たんです。」
と訴えるオバサンに、意外にも東京は優しかった。

駅員さん、お掃除のオジサン、通りすがりの赤の他人さん、
お散歩中のご近所さん、
ほんとうに有難うございました。

それから、間違った方向の電車に乗りかけた私に電話してきて、
寸前で救ってくれた沖縄の友達、
お陰で迷子にならずに済みました。

そんなこんなで、予定より少し時間がかかったけど、とうちゃこ。
いわさきちひろ美術館

いわさきちひろ美術館
そこは、普通の住宅地の中にある、素敵な場所でありました。

いわさきちひろさんのイラストが美しく、
胸に迫るものがあるのは当然のことです。期待通りです。

だけど、期待を大きく裏切ってくれたのが、
子どもの本の先駆者たち!!なのだ!!!!

撮影は禁止だったのが残念です。

大正時代の自由で勢いのある良い時代に、
子どもたちの為に優れた絵本を作ろう、という熱意が、
本当に贅沢な作品を世に送り出していたのですね。

竹久夢二も、他の作家たちも、素晴らしい作品を残していました。

一番わたしが好きなのが、
岡本帰一という作家さんの絵。

いわさきちひろも、子供時代にあこがれたという絵。

モダンで綺麗で、とってもオシャレなんです。
細かいところが繊細で美しい~~!!

今はCGで合成すれば、どんな絵でも描けるのかもしれないけれど、
手書きの微妙な美しさまでは無理だよね~、なんて、
アナログなキリンさんは満足したのでありました。

あ、岡本帰一は、キイチの塗り絵の人とは別人です。

てなわけで、東京でもまた、濃い時間を過ごし、
飛行機で宮崎に戻ってまいりました。

せっかく空港に早めに着きながら、
搭乗口を間違えていたため、最後に走った、
というのはヒミツ。






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Posted by キリンさん at 15:36│Comments(5)王様の耳はロバの耳
この記事へのコメント
絵は見たことあるんだけど、
いわさきちひろさんって言うんですね。( ..)φメモメモ
ホントCGではできないあったかい画ですよね~
やっぱり手書きにはかなわないです。

という僕も夢二が好きです。
半分いや全部、鑑定団の影響だけどw
Posted by pia masapia masa at 2014年11月25日 18:27
pia masaさん

ちひろさんは、
ご本人がとっても可愛らしい人なんです。
童顔でおしゃれです。

だけど、中身はとっても根性のある信念の人。
かっこいいのですよ。

そして、夢二は女たらし。
どうでもいいけど。

私は高校のころ、
顔は竹久夢二で身体はルノアールと言われた。
どうでもいいけど。
Posted by キリンさんキリンさん at 2014年11月25日 19:21
羨まし~い!!!是非とも訪れたい場所のひとつです。
私の母が いわさきちひろのファン(?多分…)で、私の生まれる前から、身近にちひろの絵が沢山ありました。恐らく、私がはじめて覚えた画家です。ゴッホやピカソよりも。そして、生き様に憧れる女性でもあります。
この前の高鍋でのエピゾグラフ展にも、豪雨の中、行ったんですよ。

羨ましいー 羨ましいー 羨ましいー 羨ましいー 羨ましいー!!!どうでしたか??ちひろのたたずまいが感じられるようなところですか?
Posted by いち at 2014年11月26日 22:11
すみません。ピエゾグラフの間違いでし…。お恥ずかしひ。すみません。
Posted by いち at 2014年11月26日 22:14
いちさん

ふっふっふ、良かったよ、すごく・・・(余韻に浸る)。

普通の住宅地の、のんびりした所にありました。
それが嬉しい。
また、アトリエがそのまま残っていて、
私が使っているのと同じインクを使ってたんだ!!とか、
同じ絵具皿だよ!!とか、興奮しました。

今もしもご存命であったら、
この世の中をどうご覧になったでしょうね、
なんてこと考えたりもしました。

飛行機の時間があったので
あまり長居は出来なかったけど、満足しましたよ。
また行きたいです。

羨ましいだろー、羨ましいだろー、羨ましいだろー!!!

いつか必ず行ってみて下さい。
Posted by キリンさんキリンさん at 2014年11月27日 10:35
 
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    コメント(5)