2012年06月12日
北海道は蕎麦でしょう
画像は北海道。
その名も知るき、北海道神宮。
って、実は知らなかったんですが。
あるんですね~。
日曜日に、北海道の薬屋さんと会いました。
もっとも北海道の薬屋さんは何人もいたのだけれど、
一人、ずっと気にかかっていた人がありました。
それは、ちょうど一年ほど前にガンがみつかって、
ずっと闘病していた人。
私と同い年の男性です。
状態としては、
決して楽観は出来なかったのですが、
とても頑張って、
今ではお店の仕事をしながら治療しているのです。
今回は会えるとは思っていなかったので、
とても嬉しい再会でありました。
日曜日には、
本当は北海道ラーメンでも食べて話のネタに、と考えていたのですが、
彼の勧めで日本蕎麦を食べることになったのです。
その前に、
「せっかく北海道に来たのに、
どこにも行かないんじゃ気の毒だから。」
と気を使ってくれて、
他のメンバー二人と、総勢4人で出かけたのが、
この北海道神宮です。
そこの境内は広々としていて、、
立ち並ぶ木立はまだ新緑の季節でもあり、
清々しい空気に満ちておりました。
彼の歩調は思いのほか速く、
まるで病気などないかのように思われ、
私の方まで元気が満ちてくるような気分。
境内で参拝したあとは
おしゃれな参道をしばらく歩き、
おススメのお蕎麦屋さんへ入りました。
初めて知ったのが、
国産蕎麦と言ってるもののほとんどが、
北海道産だってこと。
しかし西日本生まれの私は、
実は蕎麦が苦手。生粋のウドン派であります。
特にボソボソのそば粉の多いヤツはダメ。
だから、内心どきどきだったのですが、
出された御蕎麦は白くて細くてしっかりコシがあり、
それはそれは美味しかったのです。
「おいしい~~~~!!」
と言うと、
彼は目を細めながら
「でしょう?」
と嬉しそうに笑ってくれました。
色んな話をしたけれど、
一番印象に残ってる言葉を紹介します。
去年病気がわかってから、
私は何度か彼にメールをしていました。
彼はそれに触れ、
「あなたからもらったメール、覚えてるよ。
『必ずまた会える、そんな気がしてなりません。』
そう書いてくれてたでしょう。
とっても嬉しかった。有り難う。」
私の目をまっすぐに見つめながら、そう言ってくれたのです。
私は胸を詰まらせながら
「その通り、また会えたじゃないですか。
私の言ったとおりでしょう?
この次も、きっとまた会えますから。ホントですよ。」
そう言うと、
「うん、きっとそうだね。」
と、笑ってくれたのでした。
どんなに有名な北海道ラーメンを食べるよりも、
そこで食べたお蕎麦の方が、
ずっと美味しいに違いない。
そう思い出に刻んだキリンさんでありました。
そして、彼の病気は決して楽観出来るものではないけれど、
きっとまた会える、そう信じておるのですよ。
私の予言は当たるのです。
さて、明日は酵素料理教室の話をします。
お楽しみに~。