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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年12月13日

自然の声を聞け




皆既月食を見ました。

見ようと思っていたわけではなく、
夜空を見上げたら、
たまたまそうだったのです。

一瞬、ぞわっと鳥肌が立ち、
ああそうか、今夜は月食だったのだと納得すると
その感じは消えました。

赤黒い陰のかかった月が
私には恐ろしいもののように映ったのでした。

そこで思ったのが、
昔の人の、これが普通の反応だったのだろうなあと。

今でこそ、
あれは地球の影なのだと誰もが知っており、
めったに見られないイベントのようにとらえているけれど、
知らない人には
きっと異常な恐ろしい現象としか思えないのでは?

個人的に言えば、
それを目にした観想は
決して美しいとは思えませんでした。
やはり普通の月の方が、
満月であれ三日月であれ、本当に美しいと感じます。

何が言いたいのかって?

昔の人は、
こういった自然の現象を見ては、
自然に対して
畏怖畏敬の念を抱き、
決して自然をあなどったり、
ないがしろに考えてはいけないと
心の底から思っていたのではないでしょうか。

文明が発達し
情報が易々と手に入る今の世の中。

月食を見て、
すごいなあと思ったり、
あれが地球の影だなんて、不思議ねえと言ったり、
それだけではなく、

言葉では表せない、
理屈抜きの胸騒ぎのようなものを覚える、
いわば本能を失くしてはいけないと思うのでした。

以前、外国で地震があり津波の被害があったとき、
(どこの国か忘れた)
ゾウがいっせいに丘に上がったと聞きます。

データや警報はとても便利な文明の利器ですが、
それに頼りすぎて、
本能を忘れてはいけないと思うのです。

いつでも自然の声に耳を澄ませ、
ちゃんと聞き取ることが出来るように。  

Posted by キリンさん at 15:25Comments(8)王様の耳はロバの耳